にしむらについてABOUT

画像神戸北野のハンター坂の南角。テーブルがたった3つのちいさな珈琲店がすべての物語の始まり。
1948年は戦争が終わって3年後の日本では、珈琲豆のかわりに大豆の“代用コーヒー”にしかお目にかかれなかった時代に“誇り高き極上の一杯のコーヒー”を呈してくれるたった一人の女主人の店。その名は「にしむら珈琲店」。この一杯のコーヒーに込められているのは、無数のイマジネーション。ブルーマウンテン、キリマンジャロ、モカ・・・ブレンドにするのはもったいない程個性をもつ一級品。上等の豆特有の豊かな風味をストレートに味わっていただきたいオーナーの想いが、日本のコーヒー界に初めてストレートコーヒーというメニューを提案。アイデアは広がり、初めてのストレートコーヒーの他、カプチーノ、ヴィエナコーヒー、コーヒーゼリー・・・にしむら珈琲店は業界のパイオニアとして大きな役割を果たします。一杯のコーヒーの感動と満足が、昭和39年に初めて登場して以来のトレードマーク的存在の肉厚のコーヒーカップに込められています。

珈琲へのこだわり

画像

生豆

世界の生産地より最上級の豆を選択する事は珈琲屋として当然ですが、自然災害や政治的不安、
相場の高騰など複雑な要素のある農産物が珈琲豆です。
残念な事ですが銘柄やランクに偽りのある表記も巷に珍しい事ではありません。本当に良い豆を安定
して適切な価格で販売するには、取引において長年の信用と実績が必要となります。
焙煎室には各産地よりにしむらのロゴが入れられ出荷された珈琲豆もご覧いただけます。
それぞれに際立った個性を放つ豆の味と薫り、そしてその絶妙なブレンドによる調和をお楽しみ下さい。

画像

宮水

古くから全国的に名高い銘水「宮水」を酒造会社の井戸より汲み上げて使用
しています。強すぎない適度な硬度が珈琲をまろやかな味わいに。
神戸市内の道路、にしむら各店の前では、しばしばタンク車より宮水を移して
運び込む様子がご覧頂けます。

画像

焙煎と鮮度

焙煎はドイツ・プロバット社の釜を使用。豆は適度な乾燥状態までエージングし、毎日必要分だけを焙煎します。
どんな良い豆も高度な技術も、焙煎後の時間の経過に抗う事は出来ません。
珈琲は生鮮品と同様に考えて厳格に管理しています。

画像

珈琲カップ

長い珈琲経験に裏打ちされて決定した材質、形状の特注珈琲カップは、有田の窯元で作られます。数々のプロセスを経たにしむらの珈琲が完成するのはこのカップに注がれた瞬間といっても過言ではありません。
珈琲の味わい、香りが変わります。

© 2022 Nishimura Coffee Service co., ltd.